【2020年版】どうなる?薬剤師の新卒採用

10月16日付の日本経済新聞朝刊に「2020年度採用状況調査の結果が掲載されました。この調査は日本経済新聞社が毎年行っているもので、上場企業と日経が独自に選んだ有力非上場企業(1035社)を対象に、10月1日時点の採用状況を調査したものです。

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記事によれば、20年春入社の内定者数は、0.5%減と9年ぶりに前年を下回りました。これは主に大量採用をしていた銀行・証券が2ケタ減と大幅に採用を抑制しているためです。景気の不透明感と同時にAIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入による業務の自動化が進展していることが背景としてあげられます。

こうした中で採用を増やしているのが、ドラッグストア、調剤薬局です。調剤最大手のアイングループは大卒採用ランキングで昨年の36位から一気に7位に浮上。前年の約2倍の900人と大量の内定者を出しています。このうち薬剤師については400人の予定に対して600人超と過去最多の内定数となっています。スギ薬局は、大卒685人(うち薬剤師400人)を採用し、昨年を大きく上回りました。ツルハグループは大卒採用700人で昨年よりやや減ったものの、薬剤師については目標以上に採用。日本調剤は大卒642人を採用し、こちらも前年を上回っています。

このように新規店舗の出店を狙う大手ドラッグストアが大量の新卒薬剤師を採用しています。ドラッグストアは、新卒の給与水準も高く、福利厚生もしっかりしているため薬学生からは人気業種になってきており、大手調剤薬局との新卒争奪戦がこれからも続きそうな状況です。

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