【薬剤師の副業】オススメの副業と注意することは?|働き方の相談(4)

薬剤師の副業について教えて下さい。なぜ副業ができるようになったのですか?

世間では「副業解禁」と言われていますが、誰でもどんな条件下でも副業解禁になった訳ではありません。政府の働き方改革によって、企業の就業規則の公的な雛形の変更されたこと大きいと言われています。以前のモデル就業規則では「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という一文があり、このモデル就業規則を参考に就業規則を作っている会社が多く、ほとんどの会社では副業が禁止されていました。

2018年1月31日に公開されたモデル就業規則では"労働者は勤務時間外において他の会社等の業務に従事することができる"と改訂され、これをもって、副業解禁になった!と世間で言われているわけです。だからと言って、すべての会社が副業を認めているわけではないので注意が必要です。

soudan_08_b.jpg薬剤師の副業でオススメはありますか?

薬剤師が副業で働く場合、働き方は大きく2つあります。1つは"薬剤師資格を活かした副業"、もう1つは"薬剤師の知識を活かした副業"です。

1つ目の薬剤師資格を活かした副業としては、ドラッグストア、調剤薬局があります。ドラッグストアは土・日も営業しており、また夜遅くまで営業していることから、ご自身の本業に合わせて働きやすい職場と言えます。ドラッグストアでは、POPの作成、登録販売者の指導、商品の品出し、陳列、清掃と多岐に渡りますが、求められているのはOTCのカウンセリング販売になります。医療用医薬品と比べて安全性が高いとは言え、副作用の危険性もありますので、OTCの勉強もする必要があります。

調剤薬局での副業は調剤薬局勤務者にとって、薬局の選び方によってはスキルアップになります。ご自身の休みの時に営業している調剤薬局で働くことは調剤経験者にとっては比較的スムーズに入れる副業でしょう。ドラッグストアや製薬会社勤務の方は未経験でも受け入れてくれる調剤薬局も多数ありますので問合せをしてみるのもよいでしょう。

2つ目の薬剤師の知識を活かした副業は、例えばこの記事のように薬剤師向けに薬剤師の知識を活かしてメディアやブログに記事を書くことです。ネット上で仕事を頼みたい人と仕事をしたい人をマッチングするクラウドソーシングサービスもありますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。その他、英語が得意であれば医薬の翻訳や、人前で話すのが得意であれば薬剤師予備校の講師という選択肢もあります。

薬剤師の副業の解禁で注意することってありますか?

「公務員」と「管理薬剤師」として登録されている方は、残念ながら副業が禁じられています

国家公務員は国家公務員法の103条、104条で禁じられており、地方公務員は地方公務員法38条で禁じられています。

soudan_08_a_ogp.jpgまた、管理薬剤師は薬事法第7条にて副業が禁じられています。但し、禁じられているのは薬局の管理と薬事に関する実務なので、それ以外の副業は可能です。

また、雛形が変更になったからといって全ての企業が副業を解禁しているわけではないので、副業をする際は、所属する会社に必ず確認した上で行いましょう。就業規則違反で懲戒処分など受けてしまっては何のための副業か分からなくなりますからね。