応需科目によって働き方の違いはあるの?|働き方の相談(1)

調剤薬局の業務は応需科目が違うと働き方が変わるのでしょうか?

調剤薬局の業務は処方箋の内容によって薬剤が違うので調剤の仕方が変わりますし、患者さんが変われば服薬指導の仕方も変わってきます。応需科目によってどのような業務の特徴や違いがあるか、ご説明します。

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「小児科」

実際に薬は服用するのは乳幼児や小さなお子さんですが、服薬指導の相手は若いお母さんです。子供が病気になり時には泣いていて、お母さん自身が早く帰りたいとイライラしていることも多くあります。

また、小児用の薬は錠剤の計数調剤よりも、散剤や水剤粉薬が多い為、調剤に時間がかかりますし、力価計算が必要なことも多く、受付から服薬指導まで時間がかかります。その為、投薬の順番が前後することも多くありますので、対応する時に注意が必要です。

「精神科・心療内科」

患者さんが服用している薬の種類が多い傾向にあります。処方医からは服薬指導は極力しないように言われている患者さんもいますので、服薬指導を勉強したい人には向かないかも知れません。

オフィス街にある心療内科は不眠症や禁煙外来、軽度の鬱などの患者さんが多く、比較的軽い処方箋が多い傾向にあります。またオフィス街は土日休みのクリニックも多く、結果、調剤薬局も土日休みになることが多くなります。

「整形外科」

主な処方内容は痛み止めの薬や湿布薬など、他の応需科目に比べて、調剤の難易度は低くなります。

服薬指導の際も疾病についての深い知識が求められることも少なく調剤未経験者にとっては調剤に慣れるという意味では良いでしょう。一方これからスキルアップしたい薬剤師にはあまり向きません。

「眼科」

眼科単科からの処方箋ですと、点眼薬が多く調剤の難易度は低くなります。

大学病院の近くにある眼科は糖尿病由来の白内障の患者さんが多く通院していることもあり、処方箋は糖尿病に関するものもあり、想像よりも重い処方箋を取り扱っていることもあります。

「皮膚科」

肌の露出が多くなる夏に患者さんが増え、処方箋が増えます。火傷や虫刺され、植物かぶれなどが増える時期だからです。

処方元の考えによって、チューブに入った軟膏が多いのか、練って軟膏調剤をするのかによって調剤業務が変わります。練って軟膏調剤をする場合、軟膏練機が入っていれば比較的楽ですが、手作業の場合、時間がかかります。

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「耳鼻咽喉科」

2月~5月にかけて、花粉症や風邪、インフルエンザで忙しくなります。夏場に一日の処方枚数が100枚の薬局でも、2月~5月の繁忙期は300枚くらいになることもあります。

「産婦人科」

まれに産婦人科の門前を希望される方がいらっしゃいますが、特に産科は妊娠中の方が薬を服用出来ないので調剤薬局で取り扱うことはほとんどありません。



如何でしょうか。

調剤薬局も応需科目によって業務に特徴があり「働き方」が変わります。

就職や転職する際は、どの科目の処方箋を多く扱うのか、それは自分の経験が活きるのか、チャンレンジしていきたい分野なのか、などを十分検討した上で判断していきましょう。