調剤薬局で高収入を得る方法はあるの?|給与の相談(3)

soudan_03_a_ogp.jpg調剤薬局勤務の薬剤師は1人1日40枚まで調剤することが可能です。言い換えると40枚分しか稼ぐことができません。

どんなに調剤が早く服薬指導も懇切丁寧なスキルの高い薬剤師も、未経験の薬剤師も、等しく40枚分しか稼ぐことができないということです。

経営者から見ると、ベテラン薬剤師も未経験薬剤師も稼げる金額が同じなら、経営的には給料が安い薬剤師が良い、という見方になります。

そんな中で調剤薬局の薬剤師が高収入を得るにはいくつかコツ(方法)があります。

高収入を得るコツ(方法)って何ですか?

そのコツ給与に影響を与える3つの原則を理解することです。

  1. 都心より地方の給料が高い
  2. 便利な場所より、不便な場所の薬局の給料が高い
  3. 採用の緊急度合いが高い薬局の給料が高い

当たり前に思える、この原則を押さえることが高収入を得るコツです。

都心より地方の薬局の給料が高いのはなぜ?

診療報酬は全国一律で、一人が対応出来る処方箋も1人1日40枚と変わりがありません。

soudan_03_b.jpg例えば、銀座の一等地の調剤薬局で100枚の処方箋の売上と、田んぼの中にポツンとある調剤薬局で100枚の処方箋の売上では、処方内容が同じ場合、売上は同じです。売上は同じですが、薬局の建物の賃貸料が田舎の方が安いので、田舎の方が利益を多く出すことができ、それだけ薬剤師の給与に回す余裕ができます。

これは、引越しをして地方の薬局に就職してください、という意味ではありません。自分の通勤エリアに置き換えて考えてみましょう。

一般的にですが、例えば、同じ通勤時間1時間でも、路線の上りより下りの方が、駅前より駅遠の方が賃貸料は安くなり、急行が止まる駅より各駅停車しか止まらない駅の方が賃貸料は安くなります。自分の通勤エリアを賃貸料が安いエリアに見直すだけで、給与が高くなる可能性がある、ということです。

また、便利なところにあっても、実は薬局の建物は社長のものだったりすることも多々あります。その場合は便利なところでも薬剤師に支払える給料は多くなりますね。このような情報は自分では調べようがないので、エージェント(人材紹介会社)などを上手く活用するのも良いでしょう。

便利な場所にある薬局より不便な場所にある薬局の給料が高いのはなぜ?

不便な場所にある薬局というのは、例えば、上述のように交通に多少難がある薬局、休憩時間が長い薬局、診療科目に偏りがある薬局、残業が多い薬局など"一般的に"条件が良くない薬局です。

これはあくまで"一般的に"です。自分にとって譲れる条件はないかを考えてみることが大切ですね。

採用の緊急度合いが高い薬局の給料が高いのはなぜ?

まず採用の緊急度合いが高いというのはどういう状態を指すのかをご説明します。
採用の緊急度合いが高いというのは、例えば、

  • 開局日が迫っているのに採用予定人数が足りない
  • 急に社員が退職し、他の社員に負担がかかっていて、このままでは他の社員も辞めそう
  • 社員が産休に入る予定だが、採用が出来ていない

このような状況であれば、面接時に給与の交渉が可能です。経営者からすると、目の前に採用したい薬剤師がいて年収数十万アップで採用出来ると分かれば、年収アップ交渉に応じます。例えば「〇〇円アップが可能なら即日就業可能」と伝えることで、年収アップする可能性が高くなったりします。

給与アップの交渉もできるんですね。

ただし、給与・年収が高いだけで求人を判断することはやめましょう。実際の就業環境が良くなかったり、人が定着しないことが理由で渋々高給で釣っているも求人もあります。「なぜその求人は給与・年収が高いのか」をよく考えて、情報に精通するエージェントなどに相談しながら判断することをおすすめします。