【人事からのラブレター】年収より想いを受け取った転職|事例(7) 

≪Gさんの転職動機≫

今回のサポート事例に登場するGさんは、新卒で大手SMOに入社しCRC(治験コーディネーター)として働いていた経験がありました。その後、中堅規模の調剤薬局へ転職し、一般薬剤師、管理薬剤師として順調に勤務を続けていました。

ところが、ある日、この会社に大手ドラッグチェーンによる買収話が持ち上がったのです。大手のドラッグストアや調剤薬局は自ら新店を開発するかたわら、スピーディーな規模拡大のため中堅以下の薬局をM&Aで吸収し、一挙に面的展開を実現するという戦略をとる場合があります。買収した企業を一旦はグループという形で現状のまま運営する場合も、いずれ完全統合して同ブランドの店舗にしていくケースも多くあります。こうしたときに、店舗整理・リストラや不本意な異動、給与や待遇の問題、今までと大きく異なる薬局運営への違和感など様々な問題が生じ、転職を考える薬剤師が出ることがままあります。

Gさんの場合もまさにそうしたケースでした。買収後、昇格の話もあったくらい評価されていたGさんでしたが、買収側のチェーンの効率第一主義、厳しい利益追求姿勢から、いままで自分が管理薬剤師として築いてきた理想の薬局像との間に大きなギャップを感じ、転職を決意するに至ったのです。

≪面談でのエージェントの提案

面談を担当したエージェントは、上記の退職理由を確認した上で、Gさんの薬剤師としての仕事への思いを伺いました。単に効率を求める薬局運営ではなく、患者さんの役に立つことを第一として考えたいという、Gさんの医療人としての高い意識を感じた担当エージェントは、在宅医療に特化したA社への応募を提案しました。A社は、施設・在宅医療に特色のある企業として業績を上げており、なにより地域医療に熱い思いを持つ経営方針がGさんの考え方に通じるものがあるのではないかと考えたからです。

また、担当エージェントはGさんのCRCとしての経歴にも目を留めていました。ドクターや被験者と接し様々な苦労を経験してきていることや、プロジェクト完了のため負荷のかかる業務を遂行してきたことは、ドクターとの往診同行などの業務がメインとなるA社へは、大きなアピールポイントになると考えたのです。


Gさんへのオファー≫

case_07_a_ogp.jpg

A社の面接を受けると、担当エージェントが見立てた通りの評価を得て、Gさんはすぐに内定を獲得されました。そして、GさんはA社から驚きの手紙を受け取ることになります。それは、まさに"人事からの熱烈なオファーレター(=ラブレター)"と呼べるものでした。

その内容は、諸条件の提示に加えて、Gさんを将来は経営全般に携わっていける能力と将来性を感じる人材であると高く評価した上で、「医師や看護師、同僚の薬剤師と意見交換を交わしながら切磋琢磨し、社会に貢献できる薬剤師として一緒に成長していきましょう」、という熱い思いが綴られたラブレター付きだったのです。


この"人事からのラブレター"に感動したGさんは、提示年収が高い他社からのオファーを振り切って、即座に入社を決意。現在もいきいきと活躍されていらっしゃいます。