【高年収転職】首都圏で年収700万円超が提示される薬剤師とは|事例(1)

《Aさんの転職動機》

Aさん(40代前半・男性)は、もともと在籍していた中規模薬局がM&Aにより大手調剤チェーンの傘下に入りましたが、引き続きエリアマネジャーとして勤務を続けていました。年収は700万円以上、さらに借上げ社宅付きという高待遇でした。

しかし、担当エリアが広域に渡り、休みがとれないことや、M&A後の大手チェーンがトップダウンの社風で経営層と現場に乖離が生まれ、自分が板ばさみの状態になってしまうという問題を抱えていました。

Aさんは、ワークライフバランスは改善したいが、できるだけ待遇は下げたくないと考えて転職活動をスタートしました。

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《Aさんへのオファー》

上記の理由から、Aさんは管理薬剤師ポジションへの応募を検討しましたが、なかなか希望年収に見合う薬局がみつかりませんでした。最終的に内定を獲得したチェーン薬局へも、当初は管理薬剤師としての応募でした。しかし、面接の結果、数店舗を回って本部との橋渡しをしたり、若手薬剤師を育成したりするなどの経験を高く評価され、エリアマネジャーで年収700万円のオファーとなりました。首都圏20店舗規模のチェーン薬局のため社長との距離も近く、前職のように出張続きということはなくなり、働きやすさも改善できることから納得の転職となりました。


《コンサルタント解説》

  1. 首都圏での管理薬剤師の年収レンジは550万~600万円が相場です。1人薬剤師や、緊急に人を募集しなければならない場合など、まれに650万円の提示もあります。

  2. 650万円以上の高年収のオファーを得るには管理薬剤師より上のポジションでの役割が求められます。

  3. 但し、上級ポジションは内部昇格が優先されるため、最初からエリアマネジャーを募集するというケースはあまりありません。

  4. Aさんの場合、管理薬剤師としての応募でしたが、数店舗の運営や人材の育成という、店舗での勤務より会社経営に近い役割を果たすことが期待できたことと、現状の会社の人材ニーズにたまたま合致したことで上記のオファーが獲得できました。

  5. このケースのように、高評価が得られる薬剤師は、面接の結果、当初応募したポジションより上の役割を提示され、それによって高年収が獲得できる場合もあります。転職はマッチングと交渉です。ネット上にある表面上の募集要項が全てではないことを理解し、担当エージェントをうまく活用することが大切です。